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2004.11.20

偉い知識、偉くない知識

さすがに40年も生きてきたので、若い人とかにあの怪獣映画はここがねぇ、なんて一席ぶったりできるようになってきているが、こんな事は偉くもなんともない。
これはネタ元が怪獣映画だから偉くないというのではなくて、好きな事を長い間やってるんだから当然であるという意味で偉く無いのである。
ネタ元が何であれ同じ事だろう。
だから昔の中国の坊さんがこう言っただの、戦前の私小説家がどう言っただのでも、偉くないのは同じだといっておる。
そんなものはネタ元が何であれ、同じ事を長い事やってれば、自然とたまる塵芥みたいな物で、ひけらかす精神状態はどちらも一緒である。
むしろ「こんな事も知らないで呆れ果てる」とか言う方に対して呆れ果てる。
何を持って呆れて居るのか。
知識というものは人を威嚇する為にあるのでは無く、人と共有する喜びを得る為に集めるものなのだ、という事が解ってない、そういう連中は。
知識に対してコンプレックスがあると思われる。
そういう奴に限って愛知県の事を名古屋県だと昔思ってたりするのだ。
いいですか?
北海道が三角だ、なんて思っている場合は、北海道に住んでる人に対して失礼に当たるでしょ?そういう知識はちゃんと覚えておかなくちゃいけません。
翻って田山花袋を読んでないからといって、田山花袋に失礼にはならない。もし読んどけば人生が豊かになるとか言うのであれば、どこがどう良くっていいのか、ちゃんと教えてあげるのが、正しい知識の使い方。
それをうまく伝えられるなら偉い。
その事を人を蔑んだりする手段に使ったりするのは、暴力馬鹿とおんなじ種類のちっとも偉くない人、という事になる。

だから、年寄りにその手の厭味を言われたら、「ああ、この人は可哀相な人なんだなぁ」と哀れんであげるのが正しいお付き合いの仕方です。
知識を集めるのは、楽しく生きる為だ、という事を忘れちゃいけませんな。

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