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2005.02.12

助けに来ないヒーロー

最近のヒーローは助けに来てくれないような気がする。
それというのも、見てる側からのツッコミを避ける為なのではないか?
ヒーローと言っても全能じゃないし、身体は一つなんだから、そうそう都合良く助けには来れないと言う事なのであろう。確かにその通り。しかしそれで子供が憧れるヒーローになりうるのか?対象を高学年にしてるからそれでも良いと言う事なのか?

最近の風潮として、カタルシスよりも心理ドラマ(っぽいもの)を重視する傾向が、特撮番組やアニメ番組で見られるようになって来ている。世の中にはままならない事やどうしようもない事が沢山有る、という姿勢の作り方である。確かにそうだ。だが、だからどうするのか、という辺りに突っ込んだ作り方があんまりされていないような気がする。突っ込んだ、と言うのは、それに対する作ってる側の考えがあまりにもありきたりなニヒリズムにぶっ倒れていると言う事である。
たいした考えも持っていないのに、ニヒリズムに酔って、「みんな社会が悪いんだー!」と叫んでいるだけなのは、たちの悪い絡み上戸の酔っ払いと同じではないか?あるいは子供に自分の愚痴を垂れている大人。どっちもヒーローと言う立場からは程遠い。

ヒーローと言うのは理想像の具現である。
誰かがピンチの時に都合良く通りかかって救出する、それは確かに都合の良い展開かもしれない。しかし、それも理想の姿ではないか?ヒーローならば悪の為される所に偶然通り掛るのは宿命みたいなもんではなかろうか?
現実の世界に理想像なんか出現し得ない、だからそんなものは書かないのだ、と言うのは、一種の逃避であると思える。現代社会にヒーローが居ないのは当然だ。造る方が理想像を否定する方向でやっているのに、かっこいいヒーローなんて現われる訳が無いのである。

立ち返ってみるべきだと思う。
呼べば現れるヒーローに。
君がピンチになった時に必ず助けに来てくれるヒーロ-に。

レインボーマンの程度の低い焼きなおしばっかりやっていても、けして新しいとは言えないのだ。

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