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2005.08.10

GFWの混乱

GFWのDVDが出た。
よく考えたらミレニアムからこっちのゴジラのDVDを買ったのは初めてだったりする(^^;
なんせ怪獣大盛りだし最初から最後までゴジラは出ずっぱりだし、轟天号は活躍するし、人間のアクションもかっこいいしで、これは買っておかなくちゃいかんとさすがに思ったのである。
とりあえず1984からこっちのゴジラの中では一番面白いと思う。
ところがどう考えても面白いこのGFWを、認めたくない人たちがいるのだ。
なぜか?
まあ、解らなくも無いんだが。
濃いゴジラファンの一部にそういう人たちがいるのであるよ。

特撮ファンというのは、どんなに俺たちが豪いと思っていても映画全体の中では外様である。
特に日本特撮はそうなっている。
やれジャリ向けだ、大人が一生懸命見るもんじゃない、金ばっかり掛かって収益が見合わない、嘘の話だ、ドラマが破綻している、お約束が多すぎて一見さんお断りになってる、などなど、散々いじめられてきたのである。
もういい加減怪獣なんて卒業すれば?とか、どうせ金掛けるんだったらハリウッドぐらい掛けてくれよ!なんて言う思慮の浅い事を言われ続けて来ているのである。
なので特撮ファンは警戒する。
特撮界への侵入者に対しては、疑惑の目を向けるようになる。

映画会社もいろいろ画策して、やれ「今度のは一般映画としても面白い物を目指しました」とか「大人から子供までだれでも面白い映画になりました」なんていう脱特撮ファン宣言を何度もかますもんだからたちが悪い。
ま、しかし言ってる事は間違ってないんだけど。

そして何度も外の世界から実力の有りそうな人や話題になってる人を呼び込んでゴジラを作るのである。で、上手く行けばいいのだがあんまりぱっといないのの繰り返しなのであった。
ハリウッドでゴジラを作ってもぱっとしなかったのだから。
んで特撮ファンもそういうもんなんだ、と認識が出来てきていたのである。
「ほれ見ろ」と思っていたのである。
つまり、特撮が、ゴジラが解ってない奴がこっち着ていろいろやっても、どうせ失敗するのだ、と。

そして北村龍平がやってきた。

GFWに乗れなかった特撮ファンは、心の中でこう思っていた事を認めるべきだ。
「また外からやってきたな。特撮解ってないんだからどうせ失敗するんだよ」
「外の世界でちょっとは成功したかも知れんが、こっちではそうは行かんぞ。なんせゴジラは伝統芸能なのだ」
みたいな事を思っていた筈だ。
それが間違いだったのだから、考えを修正せねばならんのだ。
それが嫌だからGFWを見て不愉快になってしまうのである。

そうそう。過剰に反応しすぎるのも同じ原因から来ている。
「普通は上手く行かない物を、ここまで完成させたんだからこれはもう日本映画界のターニングポイント、奇跡的傑作作品なのだ!」みたいな。
そこまで凄くは無い。

いろんなしがらみを跳ね除けて自分の姿勢を貫いた(偉いなぁ)結果が幸運にも好ましい事になったのである。
素直に拍手を送るべきだ。
ゴジラファンではないかも知れんが、こういう映画を面白くするにはどうするべきか解ってやっている。
素直に面白がるべきじゃないか。

特撮ファンが誇らねばならんことは只一つ。
他の映画ファンよりも頭が柔軟であるという事に尽きる筈だ。
頑固であってはいけない。
常識にとらわれると、せっかくの電流作戦がゴジラに効かなくて慌てる事になるのだ。
切り札の宇宙怪獣を地球の怪獣にやっつけられて、慌てて逃げ帰る事になるのである。
柔軟に。事実を受け入れて新しい切り口で考える。
怪獣ファンならとっくに知ってる事じゃないの。ねぇ(^^)

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