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2008.10.10

銀河自動生成その6~空間とか

タグにSFも追加して。そっち方面の話題が濃くなると思われるんでね(^^)

銀河空間の距離は広大で、相対性理論の光速の限界は鉄板以上の硬さで存在する。
これまでSF作家は、複数の世界を舞台にするために、光速の限界を考えずに済むような方法を考えてきた。どうすれば特殊相対性理論の裏をかけるのか。銀河世界を舞台にするSFでは、それが最重要の問題であると考えられてきたのである。
なぜなら、原初のスペオペでは、光速の壁は考えられることなく、エンジンのパワーで20Cとか200Cとか(Cは光速)をたたき出していたのだ。
その後に続く宇宙の物語に光速限界が壁として立ちはだかった時、それを越えねばならないと考えるのは当然の成り行きだった。

だがしかし、時代は変わった。
これからの宇宙物語は光速を超えられない世界(現実の世界)で、広大な空間を相手にしていかねばならないのではないか。
アレステア・レナルズとか読んでると、それも十分可能なのだと思える。なだ的myベスト宇宙SFは「レベレーションスペース」シリーズになっている。<相変わらずのミーハー(^^ゞ

銀河自動生成での宇宙の広さは160光年*160光年。
光速で飛ぶ航宙技術があっても端から端まで160年掛かる。光速と同じ速度で飛ぶと宇宙船の質量が無限大になってしまうので、通常物質を光速まで加速する事は不可能。
宇宙船の最高速度は必ずC(光速ね)より小さい。これは絶対なのだ。
宇宙船の加速と減速を考えて全行程を平均1/2C(何度も云うけどCは光速ね)で横断できたとしても320年、船内時間は277.7年経ってしまうのだ。(ウラシマ効果ね。ちなみに光速の90%で横断すると177.7年、船内時間77.6年で済む。計算が間違ってなければ^_^;)
人生80年の定命の人類だと、1/2Cの宇宙船でも銀河の端から端まで旅する事は不可能になってしまう。
隣の星系が5光年離れていたとして、1/2C宇宙船で10年(船内時間で8.7年)掛かる。隣の星系に行くぐらいなら何とかなりそうでしょ。
しかし、銀河文明となるとどうしたって半分の80光年ぐらいは、間違いなく行ったり来たりしなきゃいけない訳だ。

この銀河空間の広さを、超光速技術無しの設定でどう扱うか。
277.7年を短く出来ないのなら、300年生きても平気でいられるように人類ががんばるしかない。
そのためのナノテクだったり電脳化だったりバイオだったりするんじゃないかな。特殊相対性理論に戦いを挑むより勝てる目論見がありそうじゃない?
(ちなみに大半のSFでは冷凍睡眠で長い航海を耐え抜くんだけど、覚醒時に脳に損傷が出来たり、故郷の人とは会えなくなってたりする。だから銀河空間に生きる人達は当然長命化の方法を探すと思うんだよ)

宇宙船の工学的な問題ももちろん山積みだ。長期間にわたって稼動し続けるエンジン。その燃料(というか動力源)。光速に近づくにつれて致命的になる星間物質との衝突問題。船内環境の維持。宇宙船の用途が多様化すれば、乗り越えなくちゃならない問題も増える。
宇宙船に関する新発明は、なにも新しい戦艦の兵器だけじゃないのだ。
空間の移動にも、新技術の開発にも、それが銀河に広がっていくにも、光速以下の長い時間が掛かるのだ。
100年とかあっという間だ。

そういうタイムスケールじゃないと、逆に、銀河宇宙に誕生する文明の発生と滅亡、なんて描ききれない。
だからむしろ、そういうタイムスケールの方が銀河自動生成には好都合だったりするんだなぁ(^^ゞ

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