« 円盤戦争バンキッド | Main | ダブルラリアットから »

2009.04.21

結局、特撮ってなんだ?

なんだろう?
最近の仮面ライダーや戦隊は、新人のイケメンやアイドルの登竜門となっておるね。
まあ、仕方ないんだな。ある程度の視聴率が見込まれて長期(一年)に渡って顔を出せる、月9とかの定番ドラマ枠が視聴率の取れる出演者で固められて冒険できない時代であれば。これまでの層と違ってはいるが、夢を与えるって意味で、まあ、いいか。
しかし、そんなのは大人の事情でもある訳だ。まあ、いい。
特撮ってのはどんな形であれ夢を与えられればいいんだ。それで見る人が増えるなら、まあいい。
特撮の見せる夢として超人願望がある。英雄志向というか。その辺は最近のアクション技術の進化(デジタルの恩恵もある)で、うそっぽい着ぐるみ無しでも果たせるようになった。バイオハザードとかさ。小林サッカーとかさ。トリプルXとかさ。まあいい。
普通では取れない風景を特殊な技術で撮影する、ってのもデジタルの恩恵で可能になってるね。平安京やボンペイを再現とかさ。剣闘士のローマ時代とか大不況のニューヨークとか。戦後間近の東京とかね。
いいんだよ。それでも。

でもさ。
おいらとか特撮に求めるものは違うんだ。
α号や轟天のミニチュアや南極基地のミニチュアセット。神業のダイナメーション、着ぐるみが主張を始める特撮演出、光学合成のダイナミズム、実景とまごうマットペインティング。未来の世界や地底や海底、轟き蠢く巨大生物、脅威のメカニズム。
マーチが高らかに演奏され、ヒーローの勇気や孤独を切々と歌う。
そういうのが感じられるような、そんな気分を内包したものがオイラの特撮なんだよ。
だから漫画やアニメにも好きなものがあったりゲームにあったりするんだ。
なんだろう?なんて表現すればいいのかわからない。
今の子等にはイケメンとツンデレ分があれば満足なのか?それ以上の物はいらないのか?つまるところ生殖本能に基づいている以上の物は?求められていないんだろうか?そんな余裕が人生には無いんだろうか。
松本零士風に言えば『歯を食いしばって夢を見る』そんなおいどんみたいな気持ちは時代遅れなのか?
彼女がいなかろうが、ひもじかろうが、ロマンを枕に明日の為に今日は寝るのが男の子じゃないのか?
特撮はそういう気分の杖になっていたんじゃなかろうか?そんな役目があったんじゃなかろうか。
高度成長時代なんて前世紀の話だけどさ。
高い所を目指すのは人間の性じゃないのかね。
気づいてない人にそれを気づかせるのが特撮の役割だったように思うんだ。
どうだろう?

|

« 円盤戦争バンキッド | Main | ダブルラリアットから »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 結局、特撮ってなんだ?:

« 円盤戦争バンキッド | Main | ダブルラリアットから »