« 10月02日のココロ日記(BlogPet) | Main | 超神ネイガーVS琉神マブヤー »

2009.10.04

怪獣映画は戻ってこないのか

かつて、70年代の中盤と80年代の前半、怪獣映画のお休みの時期があった。それ以前も有ったらしい。南海の大決闘のあたりだったみたいだが、詳しく知らないし調べてない。
ともかく、そういうお休み期間がかつて有ったので、今回の長いお休みも、いつかは開けてまた怪獣映画が戻ってくるんじゃないか、と、怪獣ファンは思っている。
実はおいらも思ってる。
しかしだ。
チャンバラ映画が今では昔のものとまったく違うものになってしまったように、
マカロニウエスタンがもう戻ってこないように、(戻ってきてもアントニオ・バンデラスが出てたりする。いや、おいらは好きだよ)
怪獣映画も、おいらたちの知ってるような奴はもう二度と戻ってこないのかもしれない。
まず、芝居がまったく変質してしまった。
人間の芝居。
未知の現象を目の前にして脂汗を流す科学者みたいな、そういう志村喬の得意にしてた様な芝居をメインで120分の映画が作られるだろうか、今後。
自然の猛威に身を震わす観客がいるだろうか?全地球的な奴で無く局地的な奴で。
地震は怖いだろう。しかし、東京やニューヨークが壊滅するような大地震ならともかく、ウチがちょっと揺れるような奴に観客が心を震わせるような感性を持ち続けているか、って事なのね。
そういう小さい地震が怪獣映画では大事なの。
見せ方でどうにでもなるけど、プロデューサーは文句を言うはずだ。
「もっとさぁ、観客の度肝を抜くような奴にしてよ、どうせ金が掛かるならさぁ」みたいな。
そして。
最も重要なのは、メインターゲットとなる血気盛んな少年たちだ。
彼らのほとんどが人間以外の生物に接していない。牛とか馬とか。いないもんね、周りに。
ゲームの経験値としてのクリーチャーくらいしかいない。あとは座敷犬とかネコとか。
もっと悪い事に、時代が女性メインになってきているので、癒しとか、萌とか、スポーツとか、そういう方向に流れてるのも問題なのだったり。
不潔で荒々しく、体臭がぷんぷんする野性味の、そういうものを避ける傾向に有ったりする。
男は清潔とか気にしちゃいかんよ。怪獣は風呂には入らないから、女の子が好きになる訳無い。女の子が嫌いなものは少年たちが避ける傾向なのが問題だなぁ。
そしてこの不況だ。
ミニチュアセットを組んで着ぐるみの怪獣を暴れさせるのは金も人手も手間も掛かる。
オイラ、CGでも別に構わないと思うが、どうも世のCGクリエイター達は怪獣の魅力を誤解してるようで、待ってても、魅力的な怪獣映画的怪獣は生まれて来そうに無い。
金を掛けないならCGしかない訳なんだけど、監督の言ってる事がCGクリエイターに伝わらないならどうにもならない。
そんな事を考えると、どうやらもう怪獣映画は戻ってこないような気がするな。
幸い、今はご家庭でそれなりのムービーを作ったり出来る時代なので、つたない技術で飢えをしのぐしかあるまい。
つたない技術なので、作った本人しか喜べないような物しか出来ないのがしょうも無い所だが。
時代の流れがそうなら仕方ないな。
元々怪獣道というのは孤独な道だから。いいんだけどな。
もう、昔は良かったっていってる奴か、つたない技術で自分を満足させる奴しか残らないのかもしれんよ。
商売じゃないからそれでもいいんだけどな。

|

« 10月02日のココロ日記(BlogPet) | Main | 超神ネイガーVS琉神マブヤー »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 怪獣映画は戻ってこないのか:

« 10月02日のココロ日記(BlogPet) | Main | 超神ネイガーVS琉神マブヤー »