« ココロのガレキ | Main | ウルトラ銀河伝説ムービー見た »

2010.04.26

ふるさととか人生の友とか

オイラにはふるさとが無い。
親の仕事の都合で、3年ごとに転勤していたからだ。
何故3年毎か?母親が自分のふるさとの近くに勤務になるように、転勤願いを出していたからだ。だが、教育委員会の決まりで自分の受け持った小学生の世話を最低三年はしなさい、という事になっている。なので三年毎なのだ。そりゃ一年間教えてくれた担任が、すぐに転勤して行ったら生徒も可哀想だろう。
で、ふるさとの無い話だが、ふるさとってなんですか?
あなたが今、どこか離れた土地で働いているとして、ふるさとに帰れば、子供の頃通っていた学校があり、近所には友達の家がある。正月や盆に帰れば、友達も帰省していて、ばったり会って「やあ、懐かしいなぁ」なんて事もある。それがふるさとだ。
オイラの場合、子供の頃に通っていた学校のそばに住んでいた家が無い。家の周りには友達の家も無い。ここは母親の実家で、オイラは子供の頃、ここから学校に通っていたわけではないからだ。当然盆や正月に友達と会うことも無い。「やあ、懐かしいなぁ」とか言う事も無い。
もちろん幼馴染とかいない。
母親がふるさとのそばに転勤するために届けを出し続けた結果、子供のふるさとがなくなってしまうわけだ。
子供の頃のじいちゃんやばあちゃんの思い出はある。だがじいちゃんやばあちゃんの思い出と言うのは夏休みや冬休みの思い出であり、ふるさとの思い出じゃない。じいちゃんやばあちゃんはもういないし。
子供にふるさとが無いなんて事を、家の母親は考えた事があるんだろうか?自分のふるさとに住んで満足なあの人はそんな事は考えないはずだ。自分のふるさとなんだから子供もふるさとだと考えている、位のもんだろう。
だがここには、俺の通った学校はないし、俺の友達も住んでいない。同窓会の便りが届く事も無い。ここは俺のふるさとではないからだ。母親の実家があるだけ。
子供の頃からの10年来の知り合いなんてのもいない。
子供の頃世話になった近所の叔母さんなんてのもいない。
ふるさとが日本人の心の根幹だとすれば、(だから家の母親はあんなに転勤願いを出したんだろう?)、俺には根幹が無い。
一人娘でちやほやされて遠くの大学に入れてもらい、婿を取って自分のふるさとに住んでいる、結局自分中心に人生を過ごしている(子供がどう育つかなんて考えなかったんだろうね)人間に、俺の気持ちなんか解る訳が無い。
ふるさとの無い俺には、母親だって、なんだか他人のような存在なのである。

じゃあ、オイラの人生の友は?何にも無いの?と聞かれればそうでもない。怪獣や、ヒーローや、SF小説や、子供の頃に楽しみをくれた物たちが人生の友だ。
当然の結末じゃないか。
家の母親に理解できるとは思わないけどな。

|

« ココロのガレキ | Main | ウルトラ銀河伝説ムービー見た »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ふるさととか人生の友とか:

« ココロのガレキ | Main | ウルトラ銀河伝説ムービー見た »